厳しい競争の中で企業、特に我々のような中小企業が生き残っていくことが大変難しい時代の今、
明治維新のその昔、後進世界であるアジアを脱し、ヨーロッパ列強の一員となることを目的とした、
スローガンに「脱亜入欧」というのがあったそうです。


これを現代風に言い換えるなら、「脱欧入亜」の時代になっているのかも知れません。
私たち中小企業の良いところは、「意志決定が早く小回りが利く」ことです。
経営も変化し、対応してゆかなければなりません。


自分で行動したくさんの経験を重ね、失敗、成功する中で次第に経営の感覚が身につき、
研ぎ澄まされてゆくものだと私は考えています。
常に変わり続ける時代の波の中で、世界中に視野を広げて生き残らなければなりません。


これからのアジアはマーケットとして、日本の優れた技術やサービスが必要になります。
これまでにも、日本の技術者が中国や韓国へ行って技術指導をし、
技術移転してきた例はたくさんございます。
実際、アジアに進出している企業の9割は失敗しているといいます。


これを聞くと、成功率が低いと受け止めるでしょうか？
しかし、よく考えてみてください。
日本で起業後20年で生き残っている企業は全体の5％に満たさない程度です。
どちらにしてもリスクはあります。
そのリスクを最小限に抑えるためにしっかり学び、準備をするのも一つの道ではないでしょうか。